リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

婚活実態調査

2023年9月21日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。

調査概要 全国の20~40代の男女に婚活サービスの利用実態や意識について調査しました。現在の婚活の概況、サービス利用、志向性などが把握できる調査です。
出典記入方法 「婚活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)」と必ずご記入ください。

独身者(※)における婚活サービス利用者で恋人ができた割合は
49.5%で過去最高を記録
2022年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用して結婚した人は15.4%

恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない20~40代独身者

2022年の婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は15.4%

  • 2022年の婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は15.4%となっており、その内訳ではネット系婚活サ ービスを通じて結婚した割合が最も高かった。
  • 2022年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は32.7%。その婚活サービス利用者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は47.0%で、利用者の約2人に1人が結婚に至っていた。
  • 2022年における広義の婚活を通して結婚した人を母集団とした際に、利用サービス、活動ごとで結婚相手との出会いは、婚活サイト(44.0%)、結婚相談所(38.5%)、知人紹介(23.4%)、SNSで興味のあるコミュニティに参加(17.9%)、趣味や習い事の場(16.7%)、婚活パーティ・イベント(16.4%)の順。婚活サイトを利用して結婚した人の割合が最も高い。

恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者の25.2%に婚活サービス利用経験あり、婚活サービス利用によって恋人ができた割合は49.5%で過去最高

  • 恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者において、25.2%が婚活サービスの利用経験があると回答。
  • 2022年において、婚活サービス利用によって恋人ができた割合は49.5%となっており、4年連続上昇し、過去最高。
  • 婚活サービスを新規で利用を開始し、恋人ができた割合も3年連続上昇。2022年に新規で利用を開始した婚活サービス利用者のうち、18.7%が恋人ができたと回答。

周囲に婚活サービス利用経験者や利用により恋人ができた、結婚した人がいる人は、いない人よりも自身の婚活サービス利用経験割合が高い

  • 周囲に婚活サービス「利用経験者がいる人」の自身の婚活サービス利用経験出現率は、「いない人」の約3.2倍。
  • 周囲に婚活サービスで「恋人ができた人がいる人」の自身の婚活サービス利用経験出現率は、「いない人」の約3.7倍。
  • 周囲に婚活サービスで「結婚した人がいる人」の自身の婚活サービス利用経験出現率は、「いない人」の約3.8倍。

婚活サービス非利用者における婚活サービスに対するポジティブなイメージは向上

  • 「今後、『婚活サービス』を利用する人は周りで増えていきそう」「『婚活サービス』では、自分の理想の人に出会えると思う」と答えた人の割合は、それぞれ長期的に増加。

担当研究員の注目ポイント!

2022年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用して結婚した人の割合は15.4となり、昨年度からは+0.3ポイントとなりました。

「恋愛や結婚をしたい」という意向があり、現在恋人がいないと回答した独身者の婚活サービス利用経験については、25.4%となっており、約4人に1人が婚活サービスを利用したことがあると回答しています。また、これまでに利用したことがある婚活サービスについては、ネット系婚活サービスの利用割合が高く、特に20代・30代男女の中での活発な利用が見て取れます。

婚活サービスの利用によって恋人ができた人の割合も、ぜひご注目頂きたいポイントです。2022年の婚活サービス利用によって恋人ができた人の割合は、49.5%で4年連続上昇しており、過去最高を記録しました。これは、婚活サービスを利用しているもしくは利用したことがある人の約2人に1人が、婚活サービスで恋人ができたことがあるという結果となります。加えて、各年に婚活サービスを新規で使い始め、恋人ができたと回答した人の割合は18.7%となっており、3年連続で上昇。こちらも過去最高という数字となりました。

こうした結果の背景として、婚活サービスが世の中に浸透してきたことによる利用者の広がりや、婚活サービスに対するイメージの向上などが考えられます。今回の調査結果の中で、自分の周囲に婚活サービスを利用していたり、恋人ができたり、結婚をしたという身近な存在がいる人は、いない人よりも婚活サービスを利用したことがある割合が高いという結果も見えました。自身の友人や知人が婚活サービスを使っているというシチュエーションも日常の中でだいぶ見られるようになり、更には婚活サービスを利用してパートナーと出会えたという人も利用者の中で増えていることから、今まで婚活サービスを利用していなかった人も身近な利用者の存在によって、使ってみようと背中を押される機会が増えているのかもしれません。
実際に婚活サービスを利用したことがない、または利用していない人の婚活サービスに対するイメージについては、「今後、利用者は増えていきそう」「自分の理想の人に出会えると思う」という設問に対し、「そう思う」と回答した人の割合が上昇傾向にあり、利用していない人の中でもイメージが向上しつつあることが見てとれます。

婚活サービスを利用して恋人ができた人の割合は年々上昇しており、また利用していない人の中でのイメージ向上も見られることから、更なる利用者の拡大も考えられます。そうした婚活サービス利用者の広がりが、誰かにとっての身近な利用者の存在を生み、またその存在が婚活サービス利用のきっかけへと繋がっていくというような相互作用により、今後ますます婚活サービス市場は活発化していくという見方もできるのかもしれません。

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