リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

婚活実態調査

2022年9月8日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。

調査概要 全国の20~40代の男女に婚活サービスの利用実態や意識について調査しました。現在の婚活の概況、サービス利用、志向性などが把握できる調査です。
出典記入方法 「婚活実態調査2022(リクルートブライダル総研調べ)」と必ずご記入ください。
  • 2021年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用して結婚した人は15.1%。
    ネット系婚活サービスを通じて結婚した割合が最も高かった。
  • 独身者における婚活サービス利用者で恋人ができた割合は過去4年連続上昇しており、2021年は45.1%と過去最高を記録。
  • 婚活サービス利用者については、利用モチベーションやサービスのイメージが新型コロナウイルス流行前と比較して上昇している。

恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者

各年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人の割合は
過去2年連続上昇し、過去最高を記録

  • 2021年の婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は15.1%となっており、その内訳ではネット系婚活サービスを通じて結婚した割合が最も高かった。
  • 2021年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は 34.1%と過去最高に。
    婚活サービス利用者においては、44.2%が結婚に至っている。
  • 婚活において、実施利用によって結婚に至った人の割合は、婚活サイト(40.2%)や結婚相談所(34.1%)、知人に紹介を依頼(20.0%)、趣味や習い事で相手を探す(19.5%)、婚活パーティ・イベント(18.3%)となっており、婚活サイトを利用して結婚した人の割合が最も高い。

恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者の25.3%に婚活サービス利用経験あり、婚活サービス利用によって恋人ができた割合は年々上昇

  • 恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者において、25.3%が婚活サービスの利用経験があると回答。
  • 2021年の婚活サービス利用によって恋人ができた割合は45.1%となっており、過去4年連続上昇し、過去最高を更新。
  • 各年に婚活サービスを新規で利用を開始し、恋人ができた割合も過去2年連続上昇。2021年に新規で利用を開始した婚活サービス利用者のうち、17.7%が恋人ができたと回答。

婚活サービス利用者の新型コロナウイルス収束後の利用意向は高く、
非利用者についても約3割が今後の利用を検討

  • 婚活サービスの現在利用者における今後の利用意向は、高い順からネット系婚活サービス(92.0%)、婚活パーティ・イベント(80.6%)、結婚相談所(70.4%)。
  • 婚活サービス非利用者における今後の利用意向については、約3割程が今後の利用を検討。

婚活サービス利用者における婚活サービスに対する意識は
新型コロナウイルス流行中も前向き

  • 婚活サービス利用者の約4割以上が「婚活(恋活)サービスに対するイメージ」「婚活(恋活)サービスを利用するモチベション」について新型コロナウイルス流行前よりも高まったと回答。
  • 「婚活(恋活)サービスを利用する頻度や時間」「婚活のために自分磨きをする時間」「婚活(恋活)サービスでのマッチング数」についても約3割が新型コロナウイルス流行前よりも増えたと答えており、低下した人よりも多かった。

担当研究員の注目ポイント!

2021年に結婚した人のうち、約6人に1人は婚活サービスを通じて結婚しており、長期的にみて伸長しています。
また、2021年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は34.1%と過去最高を更新しました。

「恋愛や結婚をしたい」と考えており、かつ恋人がいない独身者では、25.3%が婚活サービスを利用したことがあると回答しています。中でも、2021年の婚活サービス利用によって恋人ができた割合は45.1%となっており、2017年の36.9%から8.2ポイントの上昇となり、過去4年連続上昇する結果となりました。加えて、各年に婚活サービスを新規で利用を開始し、恋人ができた割合は17.7%となっており、過去2年連続の上昇となりました。その背景には、婚活サービス利用者が年々増加し、婚活サービスの認知が拡大していることが考えられます。身近な友人や知人が利用しているというシチュエーションも見られるようになり、婚活サービス利用に対し、「恥ずかしい、怪しい」といったイメージも払拭されつつあることで、婚活サービスを利用して恋人をつくることに対するハードルも下がってきていると思われます。加えて、婚活サービスの利用によって、合理的に条件に合った人を探せることが、現代の利用者にとってはとても理にかなった手段として、その有用性が注目されてきているのではないでしょうか。

現在婚活サービスを利用している未婚者独身に対して「新型コロナウイルスが落ち着いたとしたら、婚活サービスを利用したいか」という利用意向については、ネット系婚活サービス利用者の92.0%、婚活パーティ・イベント利用者の80.6%、結婚相談所利用者の70.4%が婚活サービスを継続的に利用したいと回答しています。また、現在婚活サービスを利用していない人においても、約3人に1人が新型コロナウイルス収束後に利用したいと回答し、今後の婚活サービスの利用に対する意識が見られています。

現在婚活サービスを利用している人の、新型コロナウイルス感染症流行下における婚活サービスに対する意識では、婚活サービスに対するイメージやモチベーションの高まりが見られており、「婚活サービスを利用する頻度や時間」「婚活のために自分磨きをする時間」が増えたと回答した方は、減ったと回答した割合よりも多い結果となりました。また、「婚活サービスでのマッチング数」も増えたと回答した方が減った方よりも多く、婚活サービス利用者の意識変化や前向きな婚活が、マッチング効果にも良い相乗効果となっているのではないかと思われます。

婚活サービスを通じて恋人ができた割合はコロナ禍においても伸長しており、また新型コロナウイルス収束後に利用したいという意向も見られています。そのため、新型コロナウイルスの影響が落ち着いてくると利用者が増えてくる可能性も考えられ、今後ますます婚活サービスの利用は活発化していくのではないでしょうか。

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