リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

婚活実態調査

2024年9月24日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。

調査概要 全国の20~40代の男女に婚活サービスの利用実態や意識について調査しました。現在の婚活の概況、サービス利用、志向性などが把握できる調査です。
出典記入方法 「婚活実態調査2024(リクルートブライダル総研調べ)」と必ずご記入ください。

婚活サービスで結婚した人は15.3% うち、ネット系婚活が過去最高
婚活サービスで出会った人、それ以外の出会いより、恋人との満足度が高い

婚活サービスを通じて結婚した人の割合(全体・サービス別)

  • 2023年婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は15.3%。特にネット系婚活サービスを通じて結婚した人の割合は11.4%と過去最高。

独身者の婚活サービスの利用状況(全体・性年代別)

  • 恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者の、婚活サービスの利用経験割合は26.3%。30代においては男女共に調査を開始してから最も高い割合となっている。

婚活サービスを利用し、恋人ができた人の特徴(婚活への意識や行動)

  • 婚活サービスで恋人ができた人の方が恋人ができなかった人よりも割合が高かった特徴としては、「前向きな姿勢」に関するものが上位を占め、「自己理解」「相手との価値観すり合わせ」に関するものも恋人ができた人の方が高かった。恋人ができた人とできなかった人では、婚活に対する意識や行動に違いが見られる。

恋人との関係(出会い方別)

  • 現在の恋人との関係に対する満足度は、婚活サービスで出会った人が71.5%、それ以外の出会いの人が65.5%と、婚活サービスで出会った人の方が高かった。
  • 婚活サービスで恋人ができた人は、その恋人とすり合わせられている項目数が多く、「休日の過ごし方」「愛情表現の方法」など日常的な関わり方から、「子ども」「住まい」「キャリアプラン」など、長期的な視点で人生を考えるライフデザインに関わる内容まで、多岐にわたりすり合わせられている。

担当研究員の注目ポイント!

リクルート
ブライダル総研
研究員
熊谷 拓也

「自己理解」「相手との価値観すり合わせ」が婚活において大切

婚姻者の約7人に1人が婚活サービスを通じて結婚しており、2024年調査ではネット系婚活サービスを利用して結婚した人の割合が過去最高値となりました。婚活サービスは長期的に伸長し、社会で一般化しつつあります。

注目したいのは、婚活サービスで出会った人は、それ以外のきっかけで出会った人よりも恋人との関係に対する満足度が高いという興味深い結果が出たことです。婚活サービスで出会った人は、日常的な過ごし方に加え、長期的な人生設計に関わるライフデザインを相手とすり合わせることができています。こうした「価値観の共有」が関係性に影響していると考えられます。

また、婚活サービスを通じて恋人ができた人の特徴として、婚活自体を「自己理解の機会」と捉えていたり、婚活の際に「相手と価値観をすり合わせる」ことを意識している傾向が見えています。相手が見つかるまでの期間を自分の価値観を理解する機会とし、その上で互いの価値観を共有していくプロセスそのものが、最適な相手を見つける上でのヒントにもなり、またその後も良い関係を続けていく上で大切な要素になっていると言えるのではないでしょうか。

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お役立ちリンク集

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日本の人口構造に
ついて知りたい①
国勢調査報告(総務省統計局)
性別・年齢別、国籍・配偶関係・世帯・教育程度等、就業状態・産業・職業社会経済分類、収入の種類、市区町村等の人口データ
日本の人口構造に
ついて知りたい②
住民基本台帳人口移動報告(総務省統計局)
市区町村が作成した性別・年齢別の人口、世帯数、1年間の人口動態データ
最新の人口分布を
知りたい
推計人口(総務省統計局)
国勢調査実施年以外の10月1日現在の年齢別、県別、性別の人口データ
日本の将来の人口と
推移を知りたい
将来推計人口データベース(国立社会保障人口問題研究所)
100年先までの日本の人口を都道府県別・市区町村別等の予測データ
人口に関する
様々なデータを知りたい
人口統計資料集(国立社会保障人口問題研究所)
人口に関する主なデータついて一覧掲載
世界の人口分布と
推移を知りたい
世界の統計(総務省統計局)
国連やWHOの統計に基づいた世界の人口データ

婚姻組数について

婚姻組数・再婚組数の
推移を詳しく知りたい
人口動態調査(厚生労働省)
婚姻・離婚等の組数データ。出生死亡等も扱う。
婚姻組数の長期的な
変遷とトピックスを知りたい
人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」(厚生労働省)
婚姻の動向についての分析結果
将来の婚姻組数の
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ブライダル総研作成婚姻組数予測(2015年9月更新)

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夫婦の家庭での役割・
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家庭動向調査(国立社会保障・人口問題研究所)
家庭の出産、子育ての現状、家族関係の実態資料
結婚・出産・就業への動きを
属性別に知りたい
21世紀成年者縦断調査(国立社会保障・人口問題研究所)
結婚、出産、就業等の実態及び意識のトラッキング調査
男女の出会い~結婚~
出産の変遷を知りたい
出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所)
結婚と夫婦出生力の実状・背景の調査資料

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時事の社会的テーマから
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国民生活白書(内閣府)
内閣府が毎年1回まとめて発表する、国民生活全般についての動きや変化を分析した年次報告書

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