2020年9月16日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。
調査概要 | 全国の20~40代の男女に婚活サービスの利用実態や意識について調査しました。現在の婚活の概況、サービス利用、志向性などが把握できる調査です。 |
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出典記入方法 | 「婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)」と必ずご記入ください。 |
婚活サービスを通じて結婚した人の状況
婚活サービスを通じて結婚した割合が2年連続過去最高を更新。利用者の成婚率も高まっている
- 2019年婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人は13.0%で2年連続過去最高を更新。特にネット系婚活サービスを通じて結婚した割合が高い。
- 2019年婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は30.4%。婚活サービス利用者においては、42.8%が結婚に至っており、その割合は過去最高に。
恋愛・結婚意向のある独身者の婚活サービス利用経験状況
恋愛・結婚意向のある独身者の4人に1人が婚活サービス利用経験があり、増加傾向。特にネット系婚活サービスの利用経験率が一層高まり、出会いの手法の一つとして定着しつつある
- 恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者において、婚活サービス利用経験割合は25.5%と約4人に1人が婚活サービスの利用経験があり、3年連続で増加(2017年15.6%→2018年18.1%→2019年23.5%)。いずれの性年代においても利用経験割合が増加している。
- 婚活サービスごとに利用経験割合をみると、ネット系婚活サービスの増加が著しく、婚活サービス全体を底上げしている。
- 婚活サービスごとに性年代別の利用経験割合をみると、男女ともにすべての年代でネット系婚活サービスの利用経験率が増加傾向。
新型コロナウイルス感染症流行による婚活への影響
新型コロナウイルス感染症流行中でも約7割は継続的に婚活サービスを利用
- 2020年4月から5月までに婚活サービスを利用していた人の約7割は、以前から利用し継続中。利用を中止した割合は2割にとどまる(以前から利用し継続中:70.3%/4月~5月に利用開始:9.2%/4月~5月に利用中止:20.4%)。
新型コロナウイルス感染症流行により、恋愛・結婚意向が高まった人の割合が約4割。「人と過ごすありがたみ」や「将来を考える機会」が増え、将来をイメージし、誰かと共に生きる意欲が増した可能性あり
- 新型コロナウイルス感染症流行により、もともと恋愛・結婚意向があった独身者において、恋愛・結婚意向がさらに高まった割合が約4割(恋人がほしい 37.5%/いずれは結婚したい 41.6%)。
- 恋愛・結婚意向が高まった人は、そうでない人と比較し、「人と過ごすことのありがたみ」「時間ができて将来を考える機会」が高まった・増えたとする割合が高い。恋愛・結婚意向の変化と「人と過ごすことの貴重さ」「将来を考える機会」との関係が深い。
新型コロナウイルス感染症流行により、結婚相手に求める条件に変化。「経済的安定」に加え、「長時間一緒にいても苦にならない」など、“パートナーとの距離感”への関心が高まっている
- 新型コロナウイルス感染症流行によって重視されるようになった結婚相手に求める条件の上位7項目は、「安定した収入」「安定した職業」「長時間一緒に過ごすことが苦にならない」「相手の健康面」「自分との価値観が合う」「個人の時間を尊重してくれる」「二人の時間を大切にしてくれる」。
オンラインデートは、費用・場所・時間にとらわれないデートの手法として認識されている。効率的に関係を進められる手法として広まる可能性がある
- 新型コロナウイルス感染症流行中の婚活サービス利用において、約3人に1人は「オンライン婚活であれば、コロナウイルス感染症流行中でもできる」と捉えている。
- オンラインデートに対する意識において、「費用を抑えながら婚活ができる(45.5%)」「周囲の目線を気にせず会える(35.8%)」「リアルで会うより時間が自由(35.6%)」と捉えている。