リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

恋愛・結婚調査

2021年11月30日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。

調査概要 全国の20~49歳の未婚男女2,400人に対して、恋愛や結婚に対する意識や行動を調査しています。現在の恋愛や結婚にまつわる状況と志向性が把握できる調査です。
出典記入方法 「恋愛・結婚調査2021(リクルートブライダル総研調べ)」と必ず明記ください

コロナ流行前と比べて約3割が
「恋人が欲しくなった」「結婚したくなった」と変化
恋愛・結婚意向のない人も約10人に1人が「意向あり」に態度変容

恋人がいる人の割合は33.4%で、恋人がいない人の割合は66.6%と2019年調査と比べて大きな変化はない

20~40代未婚男女のうち、恋人がいる人の割合は33.4%、恋人がいない人の割合は66.6%になり、そのうち交際経験のない人は28.6%。 2019年調査と比べてそれぞれ大きな変化はない。女性より男性の方が恋人がいる人の割合が低く(男性:30.7%、女性36.9%)、これまでに交際経験がない人の割合が高い(男性:32.9%、女性23.1%)。

新型コロナウイルス感染症流行前と比べて約3割が「恋人が欲しくなった」と変化。恋愛意向のない人も約1割が恋人が欲しくなったと回答

  • 現在恋人がいない人のうち、新型コロナウイルス感染症流行前(以下コロナ前)と比べて恋人が欲しくなったと思った割合(31.2%)は、欲しくないと思った割合(14.9%)を約16ポイント上回った。また、恋愛意向のなかった人においても約10人に1人(11.7%)がコロナ前よりも恋人が欲しくなったと答えている。
  • 恋愛意向がない人において、コロナ前より恋人が欲しくなった割合は、男性全体で11.4%、女性全体で12.3%。性・年代別で見ると、恋人が欲しくなった割合は女性20代(21.2%)が最多。
  • 恋愛意向はないが、恋人が欲しいと思った人における、コロナ前よりも恋人が欲しいと思った主な理由は「好きな相手と一緒にいたい」「精神的に安定した生活が送れると思う」「自分の家庭を持ちたい」「精神的に支え合える存在が欲しかった」 「経済的に安定した生活が送れると思う」が上位となった。

恋愛に満足している割合は64.9%。恋人と結婚を意識している人の割合は6割超。恋愛に満足している人は日頃の言動と連絡頻度で顕著な差

  • 現在恋人のいる人において、恋愛に満足している割合は64.9%。現在の恋人と将来的に結婚したい割合は61.0%。また恋愛に満足している人の方が比較的結婚を意識している。
  • 恋愛に満足していない人と比べて恋愛に満足している人が実践している主な意識や行動は、「『ありがとう』を言う」「スキンシップを多くする」「笑顔でいる」「『好き・愛してる』の気持ちを伝える」「その日あったことを話す」「相手のことをよく褒める」で顕著な差が見られた。
  • 恋人との連絡頻度では、恋愛に満足している人は恋愛に満足していない人と比べて「毎日(週に7日)」連絡している人の割合が高い。

新型コロナウイルス感染症流行前と比べて約3割が「結婚したくなった」と変化。結婚意向のない人も約1割が結婚したくなった

  • コロナ前と比較して、「結婚したくなった」は30.4%で「結婚したくなくなった」を上回った。また結婚意向がない人においても約10人に1人(11.2%)がコロナ前よりも結婚したくなったと答えている。
  • 結婚意向はないが、コロナ前よりも結婚したくなった人は、コロナ前よりも結婚したくなくなった人と比べて「家族としての絆」「人間として成長」「性的な充足」「税金や社会保障で有利」「社会的信用」といった結婚観を持つ人が多くなっている。

担当研究員の注目ポイント!

2020年より新型コロナウイルス流行によって人と人とのコミュニケーションが制限されるなかで恋愛の実態や結婚観がどう変化したのか?今回の調査で明らかにしたかったことです。

まず、未婚者において恋人のいない割合は66.6%、恋人のいる割合は33.4%と2019年の調査と比較して大きな変化は見られませんでした。
では恋愛や結婚意欲はどうだったか?新型コロナウイルス感染症流行前と比べて「恋人がほしくなった」割合は約3割と「恋人がほしくなくなった」よりも多い結果となりました。この中には恋愛意向がもともとあった人も含まれるため、恋愛意向のなかった人に絞ってみると「コロナ前と比べて恋人がほしくなった」と答えた人が約10人に1人。同様に結婚意向についても、コロナ前と比較して「結婚したくなった」割合は約3割で「結婚したくなくなった」より多く結婚意向のなかった人が「結婚したくなった」と答えた人も約10人に1人となりました。つまり、コロナ前と比較して恋愛や結婚意向が高まった人のほうが多く、恋愛や結婚の意向がなかった人においても「恋人がほしい」「結婚したい」に一定数、態度変容しているのです。ではその背景は一体何だったのでしょうか?恋愛意向のなかった人が、コロナ流行をきっかけに恋人が欲しくなった理由では「好きな相手と一緒にいたい」「自分の家庭を持ちたい」といった理由に加え、「精神的に安定した生活が送れると思う」や「精神的に支え合える存在が欲しい」と回答しており、一人より誰かといることへの欲求や、不透明感や不安感のある社会の中で安心や信頼できる”心の拠り所”を求めていると言えそうです。

次に、別の視点で現在交際中の人たちの状況を見ていきます。恋愛の満足度では6割強の人が今の交際相手との関係に満足しています。将来的に結婚をしたい割合も約6割で、恋愛に満足している人ほど結婚をより意識している傾向にありました。このように、恋人関係から結婚に至る中で、恋愛満足度は重要な要素のひとつと言えますが恋愛満足度の高い人と低い人ではどこに違いがあるのでしょうか。言動や行動の差をみてみたところ「『ありがとう』を言う」「スキンシップを多くする」「笑顔でいる」「『好き・愛してる』の気持ちを伝える」「その日あったことを話す」「相手のことをよく褒める」といったことを普段している人が恋愛満足度の高い結果となりました。相手に対しての気持ちを想うだけでなく、しっかりと行動や言葉で伝え合うことが、良好な恋人関係を保ち、恋愛満足度を高めことと深く関係していると言えそうです。

新型コロナウイルス感染症流行によって社会的不安の多い状況の中で、恋愛意欲が高まった背景のひとつに、心の拠り所への欲求があったと推測されます。良好な恋人関係において、気持ちを伝え合う日頃の言動や行動が重要であるといったように、人との物理的な距離が限定されるという状況の中で、いま目の前にいる人の大切さがより一層感じられ、お互いの気持ちを伝え合うコミュニケーションの質を改めて考えるきっかけになった側面もあると考えられます。さらに、恋人が欲しい人にとっても、コロナ前よりもよりその意欲も高まっており、誰かと一緒にいることや、支え合いながら生きていくことの尊さを見つめなおす機会となり、出会いを自ら作り出す“自律的”な行動の重要性がより一層、再認識されたのではないでしょうか。

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