2022年10月26日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。
調査概要 | 2021年4月~2022年3月に結婚した全国の20~49歳の既婚者を対象に、結婚に対する意識や結婚を機としたイベントやウエディングパーティーの実施状況を調査しています。 |
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出典記入方法 | 「結婚総合意識調査2022(リクルートブライダル総研調べ)」と必ずご記入ください。 |
- ウエディングイベントの実施率は回復基調
昨年比4.6ポイント増加し75.7%に - 結婚式の多様化ニーズが高まる
「自分たちに合ったスタイルがあると思う」「よくある披露宴・ウエディングパーティーの形はやりたくない」が広がる - ゲストにとって、「結婚式の場」の意味合いが変化
昨年よりも「新郎新婦や周囲の人との関係性を確認する場」「人生に向き合う場」の項目が増加
1.既婚編(調査対象:2021年4月~2022年3月に結婚した20〜49歳の男女)
ウエディングイベント実施者は75.7%、ウエディングパーティー実施者は59.6%。共に昨年比増加
何らかのウエディングイベントを実施した割合は 75.7 %で、昨年より 4.6 ポイント増加。ウエディングパーティーに限定した実施率は59.6%で、こちらも昨年より6.5ポイント増加。
実施者の満足ポイントでは、親、親族、友人とのつながりを実感していることが上昇
披露宴、ウエディングパーティーを実施してよかったと思ったことで昨年よりも増加した主な項目は「準備期間に親と相談したり、一緒に時間を過ごすことができた」「高齢の親族が、当日を楽しみに元気になってくれた」「親・親族との絆が強くなった」。
結婚式観では多様なスタイルを求めるニーズの高まり
コロナ禍という特殊な状況下において、結婚という人生の節目となる挙式、ウエディングパーティーを実施することで、自分の人生を改めて考える機会になったことがうかがえる。
- 「自分たちに合ったウエディングパーティーのスタイルがあると思う」「よくある披露宴・ウエディングパーティーの形はやりたくない」「よくある披露宴・ウエディングパーティーには招待客として出席したくない」が昨年よりも増加。
- 「定番やしきたりに捉われず、自分達の価値観にあった自由なやり方をすれば良いと思う」も5割以上存在。
- 「挙式」と「披露宴・ウエディングパーティー」のいずれか、もしくは両方の実施者が、その他4イベント以上組み合わせて実施した割合は2020年調査より増加し、昨年と同程度。
2.ゲスト編(調査対象:2021年4月~2022年3月に結婚式にゲストとして出席した20歳以上の男女)
挙式、披露宴・ウエディングパーティーの参加の抵抗が減った
コロナが理由で挙式、披露宴・ウエディングパーティーへの参加を迷った割合は 24.3 %と昨年より 8.7 ポイント減。迷わなかった割合は66.3%と昨年より10.4ポイント増。
コロナ禍で人と集うことの制限が続く中、ゲストが結婚式に参加することを楽しむ気持ちや新郎新婦やゲストに会えることへの期待感がより強くなった
招待されてから出席するまでの気持ちとしては「新郎や新婦とのやりとりを通じて、自分を大切にしてくれていると感じた」「久しく連絡が取れていなかった人とやりとりするきっかけになった」「着ていく衣裳や当日のヘアメイクなどについて考えるなど、準備が楽しかった」が昨年から上昇。
結婚式では、新郎新婦とゲストとの交流の機会がコロナ前より増加
結婚式出席中の気持ちでは「楽しむことができた」をはじめ「新郎新婦とのふれあいや交流があった」「他の招待客とも交流できた」「自分も参加できるしかけや工夫があった」などがコロナ前よりも増加。
ゲストにとっても、結婚式の場の意味合いが変化している
昨年よりも「新郎新婦や周囲の人との関係性を確認する場」ゲスト自身の「人生に向き合う場」といった項目が高まっており、ゲストにとって、結婚式の場の意味合いが変化。