2021年11月4日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。
調査概要 | 2020年4月~2021年3月に結婚した全国の20~49歳の既婚者を対象に、結婚に対する意識や結婚を機としたイベントやウエディングパーティの実施状況を調査しています。 |
---|---|
出典記入方法 | 「結婚総合意識調査2021(リクルートブライダル総研調べ)」と必ずご記入ください。 |
ウエディングイベントを実施したいとの回答は8割超で昨年調査から微増も
実施率は7割に。コロナ禍で延期・キャンセルを余儀なくされている
1.既婚編(調査対象:2020年4月~2021年3月に結婚した20~49歳の男女)
コロナ禍におけるウエディングイベント実施者は71.1%、ウエディングパーティー実施者は53.1%
一方で、結婚前のウエディングイベントの実施意向率は80.6%、ウエディングパーティー実施意向率は62.5%で、共に昨年より微増。実施意向はあるものの、新型コロナウイルスの影響により、延期・キャンセルを余儀なくされていることが推察される。
「披露宴・ウエディングパーティー」「親族中心の食事会」「その他ウエディングパーティー」のいずれかのイベント非実施者のうち、新型コロナウイルスの影響を受け延期、またはキャンセルしたと回答した割合は半数以上
「披露宴・ウエディングパーティー」「親族中心の食事会」「その他ウエディングパーティー」のいずれかの非実施者のうち約3人に1人は、新型コロナウイルスの影響を受けて延期したが、いつかは実施する予定と回答。新型コロナウイルスの収束を待って、ウエディングパーティーの実施を希望している層がいることが推察される。
挙式、ウエディングパーティーで実現できたことは「今後のライフプランを考えるきっかけになった」が昨年より増加
コロナ禍という特殊な状況下において、結婚という人生の節目となる挙式、ウエディングパーティーを実施することで、自分の人生を改めて考える機会になったことがうかがえる。
2. ゲスト編(調査対象:2020年4月~2021年3月に結婚式にゲストとして出席した20歳以上の男女)
挙式、披露宴・ウエディングパーティーへの参加を迷った割合は3割、迷わなかったと答えた割合は56%
迷わなかったと答えた割合を招待時期別に見ると、2020年4月~6月の46%を底に増加し2020年10月~2021年3月に招待された人では6割が迷わなかったと回答。
コロナが理由で参加を迷った人では、出席して良かったと答えた割合は約4人に3人。当日の感染症対策の状況が、コロナにより参加を迷った出席者の満足度に大きく影響。
挙式、披露宴・ウエディングパーティーを楽しみにする気持ちは、過去2回調査よりも高まっている
招待されてから出席するまでの気持ちとしては、新郎新婦の晴れ姿や、友人・親戚に久しぶりに会えることを楽しみにしていた、自分を大切にしてくれていると感じた等の割合が、過去2回の調査結果と比較して高い。
出席して良かった、感動した、と答えた割合は、過去2回の調査と比較して最多に
親・家族以外のゲストの良かった、楽しかった、感動した割合を年代別に見てみると、60代以上が特に高い傾向があり、高齢の親族が結婚式に参加して喜んでいる様子がうかがえる。
結婚式ならではの良さは、非日常の場での感動や、人が集まる場としての価値、自分自身を振り返る場
結婚式ならではの良さだと思うことは、新郎新婦の幸せな姿を見られたことに対しての喜びの他に、他の出席者と交流できることや、新郎新婦と周りの人との関係性について理解が深まる等、人が集まる場としての価値が挙げられている。また、結婚式や新郎新婦の姿を通して、出席者自身が家族や夫婦の良さを改めて感じたり、自分自身や自分の大切な人・仲間について改めて振り返る場になっている。