GWAへの挑戦を決めた時は、正直「賞を絶対に取ろう!」という積極的な姿勢ではありませんでした。ただもともと性格的に「やらない」方を選ぶと後悔が残るタイプ。「やる・やらない」で迷ったら必ず「やる」を選択することにしているので、GWAもチャレンジすることにしました。
ピンチの時は全員が動いてくれるというのがわが社の素敵なところ。日々の業務においても、人が足りない時などは必ず助けてくれる信頼できるチームで、みんなが「ご両家のために」と一生懸命になってくれる姿には、想いがあふれてしまいます。
GWAでも多くの人たちにエントリーシートを添削してもらったり、夜遅くまでプレゼンの練習に付き合ってもらったり。日頃から愛情をかけて育ててくれているみんなに恩返しをしたいと強く思い、結果を残さなければ意味がない、と自分にプレッシャーをかけ、プライドをもって臨みました。
もともと全員で何かを成し遂げることが好きだった私。就職活動の頃にふと、人生の終わりに思い浮かべる人の数は、そう多くないだろうなと思いました。思い浮かべる人とは、きっと自分に対して本気で関わってくれた人や愛情をもって接してくれた人。そう気づき、「せっかく人生を過ごすのなら、1人でも多くの人の人生に深く関わりたい!」と、通りすがりではなく登場人物になれる就職先を探しました。そしてブライダル業界に行きついたのです。
仕事をするうえでいつもこだわっているのは、新郎新婦の一番の味方であり、2人よりもこだわれるウエディングプランナーであること。会場セッティング、クロスの位置、ケーキのいちごの角度……気づいて直せるのは、プランナーだけですから。だからこそ、些細な一つひとつにもお客様の視点でこだわりたいと思っています。
また「こういうことはできないだろうなと思っても、必ず言ってみてください」と2人にはお声がけするようにしています。たとえできなくても、違う方法を考えればいいのです。
その希望を各部署に伝える際に大切なのは、2人の想いをのせてお願いすること。気持ちさえのせれば動いてくれない人は絶対にいないと思いますし、これこそがプランナーの存在価値。依頼と感謝を伝える際は、しっかり足を運ぶことも忘れないよう心がけています。
絶対的に必要不可欠なものではない、結婚式。それを行う選択肢を取ってくれた人に対して、人生の分岐点となるような1日を創りたいと願っていますし、結婚式はそれをきっかけに誰かとの関わり方さえも変わるものだと感じています。だからこそ全力で向き合い、アンテナを張ってしっかり拾っていける人でありたい。そうすることで見える景色も変わると思います。
GWAでは、これまで感じたことがないほどのプレッシャーと緊張感を味わいながら、10分という限られた時間を経験。もう一度やりたいかと聞かれたら、即答で「はい」と答えるほど、私にとっては楽しい時間でした。あの舞台に立ち、多くの方に自分の話を聞いていただいたことは貴重な体験です。壇上からの景色と拍手、感動は、おそらく人生の最後に必ず残る1ページだと感じています。
終わった結婚式を振り返って言語化する機会は正直、GWA以外にないと思います。GWAはブライダル業界の魅力発信の大切な場。この業界にいなければ決して立てない場所です。やらずに後悔するより、やって後悔するほうがずっといいはず。迷っている方には、絶対にやったほうがいいと伝えたいです。この貴重な機会を、ぜひ自分のチャンスにしてください。
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