リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

夫婦関係調査

2019年7月23日に、最新の調査結果をリリース!
そこから読み取れるマーケットやカスタマの変化について、担当研究員が解説します。

調査概要 全国の「未婚者かつ本人が初婚」および「離婚経験のある独身者(離婚経験1回)の20~60代男女を対象に、夫婦関係の満足度や夫婦関係に対する考え方など、結婚後の夫婦の意識と行動について把握できる調査です。
出典記入方法 「夫婦関係調査2019(リクルートブライダル総研調べ)」と必ず明記ください

夫婦関係の満足状況

「夫婦関係に満足している」人の割合は68.4%で、2017年調査から1.2ポイント上昇

  • 20代~60代の既婚者において、「夫婦関係に満足している」人の割合は68.4%で、2017年調査(67.2%)より1.2ポイント上昇。
  • 夫・妻別での「夫婦関係に満足している」割合は、夫70.2%(前回69.9%)、妻66.7%(前回64.8%)で、夫0.3ポイント、妻2.0ポイントと男女ともに上昇。

夫婦関係への意向

約4割の夫婦が、現在の夫婦関係に対して「もっと良くしたい」と考えている。
最も改善への意向が高いのは「30代妻」で、40代以降は下降し、現状維持意向やあきらめが増加

  • 既婚者全体では、夫38.8%、妻37.8%が夫婦関係を「もっと良くしたい」と考えている。
  • 「現在の関係のままで十分である/維持したい」と考えているのは、夫48.9%、妻44.2%。
  • 「現在の関係に不満はあるが、変えたいとは思わない/あきらめている」のは、夫(12.3%)よりも妻(18.1%)の方が多く、年代があがるにつれ上昇していく。

夫婦関係満足者は、「二人で出かける機会」や「夫婦で楽しめる趣味」など、積極的に夫婦二人で楽しめる活動を増やす希望が強い。
一方で、夫婦関係不満者は、「夫婦で会話する時間」「気持ちや本音を素直に伝えあう」など、コミュニケーションの量や質を高める希望が強い傾向

  • 夫婦関係に満足している人の希望は、「もっと夫婦二人で出かける機会を持ちたい(47.7%)」「もっと夫婦で会話をする時間を増やしたい(45.7%)」「夫婦で楽しめる趣味を持ちたい(30.8%)」。
  • 夫婦関係に不満のある人の希望は、「もっと夫婦で会話をする時間を増やしたい(42.0%)」「もっと夫婦二人で出かける機会を持ちたい(26.3%)」「もっと気持ちや本音を素直に伝えあいたい(25.2%)」。

「結婚の喜び」を感じるとき(年代別ランキング)

「結婚してよかった」と感じるのは、夫は「家に帰ると配偶者や家族がいるとき」 「一緒にごはんを食べているとき」、妻は「子どもが生まれたとき」 「休みの日に一緒に過ごしたり、出かけたりするとき」。
男性は『日常』に、女性は『イベント』に、結婚の喜びを感じる傾向

  • 夫が「結婚してよかった」と感じるのは、「家に帰ると配偶者や家族がいるとき(75.9%)」「一緒にごはんを食べているとき(58.6%)」「子どもが生まれたとき(58.0%)」。
  • 妻が「結婚してよかった」と感じるのは 「子どもが生まれたとき(65.7%)」「休みの日に一緒に過ごしたり、出かけるとき(55.9%)」「精神的に支えてくれる人がいると思うとき(53.4%)」。

「現在の配偶者と結婚してよかった」と感じるのは、夫は配偶者が「家事・育児をやってくれるとき」「格好いいな、かわいいなと感じるとき」、妻は配偶者が「頼れる、頼もしいと感じるとき」「話を聞いてくれるとき」

  • 夫が「現在の配偶者と結婚してよかった」と感じるのは、「配偶者が家事・育児をやってくれるとき(49.5%)」「配偶者が格好いいな、かわいいなと感じるとき(41.7%)」「配偶者が話を聞いてくれるとき(38.1%)」。
  • 妻が「現在の配偶者と結婚してよかった」と感じるのは、「配偶者に頼れる、頼もしいと感じるとき (58.3%)」 「配偶者が話を聞いてくれるとき(47.2%)」 「配偶者がやりたいことを自由にやらせてくれるとき(43.2%)」。
  • 男性は全年代を通じてあまり違いがないが、女性は20代・30代では「配偶者が家事・育児をやってくれるとき」、40代以降では「配偶者がやりたいことを自由にやらせてくれるとき」に「この人と結婚してよかった」と感じる傾向。
担当研究員の注目ポイント!
 「結婚のコスパ」が取り沙汰されることも多い昨今ですが、夫婦関係に着目して調査したところ、全世代で約7割が「夫婦関係に満足している」と答える結果となりました。また、20代・30代の夫婦は半分以上が「より良くしたい」と考えており、現状に満足したり、あきらめるのではなく、よりよい夫婦関係を模索しようという姿勢が他の世代よりも強く感じられます。
 「どのように変えたいのか」という観点では、夫婦関係満足者と不満足者の間に違いが見られました。夫婦関係満足者は、「一緒に出かける」「夫婦で楽しめる趣味を持つ」など、積極的に夫婦二人での時間を楽しみたいという意向が強かったのに対して、不満者は「気持ちや本音を素直に伝えあいたい」という希望が上位に。会話量を増やすだけでなく、内容や伝え方にも目を向け、時には素直に悩みや不満などを伝え、互いにその気持を受け止め合う夫婦のコミュニケーションが必要なのかもしれません。
 「結婚の喜び」の感じ方にも男女差が。夫は、一緒に御飯を食べる時間などの『日常』に、妻は子供の誕生や休日のお出かけなどの『イベント』に、「結婚してよかった」と感じる傾向があるようです。「現在の妻・夫と結婚してよかった」と感じるポイントも男女でやはり違いますが、興味深いのは、男性が全世代を通じてそれほど変わらない一方で、女性はライフ・ステージによって変化があることです。20代・30代の子供が小さい時期は「配偶者が家事・育児をしてくれるとき」に、40代以上になると「配偶者がやりたいことを自由にやらせてくれるとき」に、「この人と結婚してよかった」と感じる傾向があります。
 夫婦関係も、互いに求めるものも、家族構成や自身のキャリアなど、様々な状況によって変化していくもの。働き方や家庭内での役割がどんどん多様化していく中で、時に立ち止まり、互いの気持ちを確かめながら夫婦のあり方を柔軟に変化させていくことが、ますます大切な時代になってきていると感じます。
金井 良子

データご利用の際の注意点

出典元を明記していただければ、基本的にご利用いただけます。出典元の記載方法についてはこちらをご覧ください。また、ご使用に際して「リクルートマーケティングパートナーズ広報窓口」までご一報ください。

お役立ちリンク集

人口について

日本の人口構造に
ついて知りたい①
国勢調査報告(総務省統計局)
性別・年齢別、国籍・配偶関係・世帯・教育程度等、就業状態・産業・職業社会経済分類、収入の種類、市区町村等の人口データ
日本の人口構造に
ついて知りたい②
住民基本台帳人口移動報告(総務省統計局)
市区町村が作成した性別・年齢別の人口、世帯数、1年間の人口動態データ
最新の人口分布を
知りたい
推計人口(総務省統計局)
国勢調査実施年以外の10月1日現在の年齢別、県別、性別の人口データ
日本の将来の人口と
推移を知りたい
将来推計人口データベース(国立社会保障人口問題研究所)
100年先までの日本の人口を都道府県別・市区町村別等の予測データ
人口に関する
様々なデータを知りたい
人口統計資料集(国立社会保障人口問題研究所)
人口に関する主なデータついて一覧掲載
世界の人口分布と
推移を知りたい
世界の統計(総務省統計局)
国連やWHOの統計に基づいた世界の人口データ

婚姻組数について

婚姻組数・再婚組数の
推移を詳しく知りたい
人口動態調査(厚生労働省)
婚姻・離婚等の組数データ。出生死亡等も扱う。
婚姻組数の長期的な
変遷とトピックスを知りたい
人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」(厚生労働省)
婚姻の動向についての分析結果
将来の婚姻組数の
予測が知りたい
婚姻組数予測(リクルート ブライダル総研)
ブライダル総研作成婚姻組数予測(2015年9月更新)

結婚と結婚生活について

夫婦の家庭での役割・
生活意識の変化を知りたい
家庭動向調査(国立社会保障・人口問題研究所)
家庭の出産、子育ての現状、家族関係の実態資料
結婚・出産・就業への動きを
属性別に知りたい
21世紀成年者縦断調査(国立社会保障・人口問題研究所)
結婚、出産、就業等の実態及び意識のトラッキング調査
男女の出会い~結婚~
出産の変遷を知りたい
出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所)
結婚と夫婦出生力の実状・背景の調査資料

消費動向について

時事の社会的テーマから
消費を読み解きたい
国民生活白書(内閣府)
内閣府が毎年1回まとめて発表する、国民生活全般についての動きや変化を分析した年次報告書

結婚式場運営について

個人サービス産業の
動向が知りたい
特定サービス産業動態統計調査(経済産業省)
結婚式場業の最新の売上高・取扱件数・従業員数等の調査結果
個人サービス産業の
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特定サービス産業実態調査(経済産業省)
結婚式場業の事業所数、就業者数、年間売上高等の調査結果
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