リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

実施有無で異なる夫婦満足度。
結婚にまつわるセレモニーと夫婦満足の関係。

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するブライダル総研では、夫婦関係の状況について詳細に把握するために、全国の20代から60代の既婚者2,000人を対象に実施した『夫婦関係調査2012』から見えてきた、夫婦の満足度や夫婦関係に関する分析をお伝えいたします。

① 結婚にまつわるセレモニーを実施した人のほうが夫婦満足度が高い。

『夫婦関係調査2012』では、20代から60代の既婚者に、結婚にまつわるセレモニーの実施有無と、夫婦満足度を聞き、その関係性をみてみました。

「結納」や「挙式」「披露宴」など、結婚にまつわるセレモニーの実施状況と、夫婦満足度の関係を見てみたところ、セレモニー実施した人の方が夫婦満足度が高い傾向が見られました。
実施した人とそうでない人で、夫婦満足度の差が大きかったのが、「挙式」「プロポーズ」「披露宴・披露パーティ・ウエディングパーティ」「結婚指輪」(差が大きい順)と、結婚にまつわるセレモニーのなかでも特に“誓いの場”の実施有無で夫婦満足度に差があるようです。

② セレモニーごとに異なる夫婦満足度の変化。

結婚年数ごとに夫婦満足度をみてみると、結婚3年以内の新婚時代が最も高く、それ以降減少し、結婚30年を越して再び上昇する傾向があります。

ただし、結婚にまつわるセレモニーの各実施状況によってその減少幅が異なるようです。

セレモニーの実施有無別に結婚年数(結婚3年以内と結婚4~13年で比較)での夫婦満足度の変化をみてみると、「プロポーズ」や指輪の有無は実施の有無に関わらず、同程度減少する傾向が見られます。
一方、実施有無で変化幅に最も差があったのが「披露宴・披露パーティ・ウエディングパーティ」で、続いて「挙式」でした。これらは実施していた場合、新婚時代が終わった結婚4~13年の段階で満足度が最も高く、また反対に実施していない場合は満足度が最も低いものとなっています。

結婚時にやらなくてもいいと思っても、結婚式の実施有無は後々の夫婦関係には影響を与えるようです。最近では、結婚時に結婚式を挙げられなかったご家族が、家族としての時間を積み重ねてから行う結婚式「パパママ婚」も増えてきており、こちらも夫婦満足度の維持に効果がありそうです。

◆グラフ、詳細はこちらを御覧ください→soukenRN_120718.pdfをダウンロード   
◆出版・印刷物へデータを転載する際には、「夫婦関係調査2012(リクルート ブライダル総研調べ)」と明記いただけますようお願い申し上げます。また、ご使用に際してこちら「リクルート広報窓口」までご一報ください

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