リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

出会い方の変化。「友人の紹介」は増加。

 株式会社リクルートが運営するブライダル総研より、『夫婦関係調査2011』(首都圏、東海、関西在住の20代から60代の既婚者及び離婚経験のある独身者、計1200人を対象)から見えてきた夫婦関係の状況や特徴に関する分析をお伝えします。

いまや何もしなければ結婚するのが難しい時代、良い結婚をするための活動=「婚活」という言葉もすっかり浸透しましたが、実際に結婚にいたるまでのプロセスどういうものなのでしょうか。「出会いのきっかけ」と「結婚までに付き合った期間」を紐解いてみました。

◆ 「お見合い結婚」から「恋愛結婚」の変化は紹介者の変化も。

 『夫婦関係調査2011』によると20代から60代の既婚者に、「結婚相手にどのように出会ったか」を聞いたところ、「同じ会社や職場」が26.9%、「友人の紹介」が16.7%でした。

 これを結婚した年代別に見てみると、その変化が見えてきます。
 友人や親戚の紹介、お見合いや結婚相談所を通じるなど「紹介型」で結婚相手と出会った人は、減少しています。一方で、仕事や学校など生活の中で出会った人には時系列で大きな変化はありませんでした。
 「紹介型」の中でも「友人の紹介」は増加しており、紹介者が変化したと言えそうです。また「イベントやパーティ」や「インターネット」で出会った人がいるのは90年代以降で、新しい出会い方と言えそうです。

 「環境」や「コミュニティ」を通じた出会いは依然あるものの、時代とともに生まれた「コミュニティの変化」も結婚につながる出会いに変化を生んだようです。


◆ 「紹介型」では交際期間1年以内で半数以上が結婚。

 
それでは、結婚にいたるまではどのくらいの期間が必要なのでしょうか。
交際開始から結婚までの期間は、「半年~1年未満」が22.2%、「1年~1年版未満」が17.4%で、交際開始から結婚まで「1年以内」の人は31.9%でした。

 出会いのきっかけ別で見てみると、紹介型では55.0%と実に半数以上が1年以内に結婚に至っていることがわかりました。中でも「家族や親戚の紹介」は73.8%、「お見合いや結婚相談所」83.3%とさらに高い割合で1年以内に結婚に至っていました。

結婚を見据えた出会いだからこそ、結婚にいたるまでの期間が短いのかもしれません。

◆詳しくはこちら→soukenRN_110629.pdfをダウンロード 
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