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日本の挙式スタイル 50年の変遷

 株式会社リクルートが運営するブライダル総研より、『夫婦関係調査2011』(首都圏、東海、関西在住の20代から60代の既婚者及び離婚経験のある独身者、計1200人を対象)から見えてきた夫婦関係の状況や特徴に関する分析をお伝えします。

今では、一般的となった「教会式」の挙式。しかし、日本で多くの人に「教会式」の挙式スタイルが選ばれるようになったのは、そんなに古い歴史ではありません。今回、『夫婦関係調査2011』で「挙式スタイル」を聞いたところ、50年の変遷が見えてきました。

◆ 挙式スタイルは徐々に「教会式」が増加。
 
 20代から60代の結婚式をした既婚者に、実施した「挙式スタイル」を聞いたところ、「教会式」と答えた人は35.9%、「神前式」は18.2%、「人前式」は17.0%でした。 しかし、“結婚した年代”ごとにみてみると「挙式スタイル」の変化が見てとれます。

<1960年代>

「教会式」がわずかに2.2%、「神前式」は84.4%でした。まだ家での結婚式も多く行われていた時代で「人前式」も11.1%行なわれていました。
<1970年代>
60年代と比べ「教会式」が増加し6.8%、「人前式」は減少して7.4%。芸能人・有名人の結婚式がテレビで中継されるようになり、ウエディングドレスの結婚式に憧れを抱く人が出てきました。また、結婚式を家以外で実施する人が多くなった時代です。
<1980年代>
「教会式」が増加して14.5%。1981年のダイアナ妃のロイヤルウエディングなどを経て「教会式」への憧れが高まったと思われます。
<1990年代>
「教会式」が38.3%、「神前式」が55.7%、「人前式」6.0%。
芸能人の結婚式のテレビ中継が多かった時代。ウエディングドレスの憧れの増加、チャペルの増加により、「教会式」がさらに増加しました。
<2000年代以降>
「教会式」が64.2%、「神前式」が18.2%、「人前式」17.0%。
「教会式」がついに過半数に。比較的自由度が高く、列席者に承認してもらえることなどから「人前式」が増加しました。

 最近では、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式のテレビ中継を見て結婚式にあこがれを抱いた方も多いのではないでしょうか。今年は、教会式を選ぶ人が増えそうです。

◆詳しくはこちら→soukenRN_110622.pdfをダウンロード 
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