妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく
結婚生活満足度と妊娠・出産・育児期の満足度
✔ 結婚生活の満足度は男女で差はない一方、各期の満足度は男性よりも女性の変化が大きい。特に女性の育児期の満足度が低下する。
妊娠期における子どもの人数別満足不満ギャップ
✔ 妊娠期において、女性の満足度に影響する「配偶者の関与の内容」は、子どもの人数によって異な
る。「子どもが1人目」の人は、配偶者の「妊娠そのものへの関与」、「子どもが2人目以上」の人
は、妊娠に関することだけではなく「日常的なコミュニケーション」を持つことが重要。
✔ 妊娠期において、女性の満足度に影響する「感じた不安の種類」は、子どもの人数によって異なる。
「子どもが1人目」の人は、「配偶者の協力」が、「子どもが2人目以上」の人は、「配偶者の協力」
に加え、出産後に「自分の時間」が持てるかが、満足・不満を分けるポイント。
出産期における子どもの人数別満足不満ギャップ
✔ 出産期において、女性の満足度に影響する「関与者の種類」は、子どもの人数によって異なる。
「子どもが1人目」の人は、「配偶者の関与」だけでなく、里帰り出産や立ち会いによる「親の関与」
が関係し、「子どもが2人目以上」の人は、「親の関与」よりも「配偶者の関与」の影響が強い。
育児期における子どもの人数別満足不満ギャップ
✔ 育児期において、女性の満足度に影響する「親・親族のサポート内容」は、子どもの人数によって異
なる。「子どもが1人目」の人は「育児への協力」、「子どもが2人目以上」の人は「家事への協
力」の有無による影響度が高い。
✔ 育児期において、「配偶者の家事・育児への参加」については、子どもの人数に関わらず、女性の育
児満足度に影響する。
◆「出産・育児調査2018」はこちらを御覧ください⇒ 「出産・育児調査」
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