リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

披露宴・披露パーティへの招待客は平均67.7人

株式会社リクルートの調査・研究組織であるブライダル総研より、「ゼクシィ結婚トレンド調査2010 首都圏版」(2009年4月~2010年3月に挙式または披露宴を行った「ゼクシィ」読者1,025人が対象)からみえてきた、結婚や結婚式、カップルの特徴や変化に関する分析をお伝えします。

 この年末年始に帰省をしたり、成人式に出席して同級生に会う機会があったという方も多いのではないでしょうか。結婚式も同級生と久々に会う機会が多い場でありますが、実際、結婚式にはどのような方を招待しているのか「招待客について」調べてみました。

①招待客の平均人数は67.7人と、6年前からほぼ変化なし

 披露宴・披露パーティーを実施した首都圏在住者対象のアンケートによると、招待客の平均人数は67.7人であることがわかりました。2004年に行われた同様の調査でも、招待客の平均人数は66.5人であり、こここ6年間で招待客の人数に大きな変化はみられませんでした。


②招待客の内訳では「学生時代の恩師や友人」の人数が増加!
 

 新郎新婦との関係別の人数を聞いたところ「親族」が最も多く27.3人、次いで「学生時代の恩師・友人(勤務先以外の友人)」で23.0人でした。時系列でみると「学生時代の恩師・友人」は2005年から2.6人増加しています。一方で「親の友人・知人、近所の人」は1.4人減少しました。
 また、「学生時代の恩師・友人」を招待した人は87.5%、「勤務先の上司・同僚」は78.8%と多くの人が招待している一方、「親の友人・知人、近所の人」は28.8%と低く、時系列でみると2004年から15.0ポイントも減少しています。ここ最近は新郎新婦の友人を多く招待する傾向にあることがわかりました。

③両家の招待客の比率、首都圏では「新婦側が多い」がやや増加

 首都圏における招待客の両家の比率については、「同程度」が最も多く43.4%、「新郎側が多い」35.4%、「新婦側が多い」17.2%という結果となりました。
 「新郎側が多い」は増加傾向だったものの2007年以降減少傾向に、一方「新婦側が多い」は減少傾向だったものの2007年以降は増加しています。

 新婦側の招待客の増加は、披露宴や披露パーティの位置づけが、「社会的なお披露目の場」から「結婚を機に身近な人たちへ感謝の気持ちを伝える場」へと変化していることの表れではないでしょうか。

◆詳しくはこちら→soukenRN_110119.pdfをダウンロード 
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