~互いの気持ちに注意を向けて、“夫婦の絆”のメンテナンスを~
【主な調査結果と見解】
<夫婦関係の満足状況>
◆20~60代の約7割が夫婦関係に満足、妻よりも夫のほうが満足度高い傾向。40代が底に
「夫婦関係に満足」と答えたのは、既婚者全体で70.5%。男性73.4%、女性67.6%で、全体として妻より夫の満足度が高い結果となりました。年代別では、20代の満足度が最も高く、年代が上がるにつれ低下し、40代を底に上昇に転じています。性・年代別では、50代女性の満足度が40代の60.0%よりもさらに低下し54.0%となるのに対し、50代男性は40代の62.0%から上昇し73.0%となるなど、男女間の傾向の差がみられます。
◆夫婦満足アップの秘訣は、夫は「双方向のコミュニケーション」、
妻は加えて「夫が自分の話をよく聞いてくれること」と「夫が自分を評価してくれること」
女性は「コミュニケーションが十分にとれている」ことを前提とし、さらに「配偶者が自分の心配や悩みを聞いてくれている」「配偶者が自分の能力や努力を評価している」と感じることが夫婦満足に強く影響している様子がみてとれます。日頃の夫の「話を聞く姿勢」と「妻を褒める言葉」が円満な夫婦仲への特効薬なのかもしれません。
◆満足度の高い夫婦は、普段から一緒に「寝る」「遊ぶ」、結婚当時の気持ちを思い出す習慣も
夫婦満足の高い夫婦はそうではない夫婦よりも、週1回以上 「同じ部屋で一緒に寝る」 「一緒に遊んだり、趣味を楽しむ」 「一緒に買い物に出かける」割合が非常に高いことがわかりました。結婚にまつわる習慣では 「結婚記念日を夫婦で祝う」 「結婚式の写真やビデオを見る」 「(配偶者が)結婚指輪をつける」の割合が高い結果となっています。
<夫婦関係に関する男女のギャップ>
◆想うほどには妻に伝わらぬ夫の愛。結婚年数とともに広がる夫婦のギャップ
夫婦関係の感じ方で男女間の差が大きく、夫のほうが高い項目は「自分を犠牲にしてでも配偶者を幸せにしたい」「配偶者を愛している」「楽しさ・やすらぎを感じる」でした。しかしその気持ちはあまり妻には伝わっていないようです。「配偶者を愛している」という気持ちは、結婚生活を経るごとにギャップが広がる一方で、「自分を犠牲にしてでも相手を幸せにしたい」は、結婚当初から一定のギャップが存在します。妻を愛し、幸せにしたいという夫の決意はそう簡単には揺るがないもの。そんな言葉にならない夫の想いに、妻は気付いてあげたいものです。
<今後の離婚について>
◆40代が最大の夫婦の危機。 結婚時のセレモニーで早期の“夫婦の絆固め “を
「この先離婚することはない」という問いに「そう思う」と答えた割合が最も低かったのは、男女ともに40代でした。
また、「既婚者」と「離婚経験のある独身者」の結婚時のセレモニー実施状況で差が大きい項目は、「披露宴・披露パーティ」「婚約指輪の購入」「挙式」の実施でした。
◆グラフ、詳細はこちらを御覧ください→http://bridal-souken.net/data/mc/BS_MC2011_release.pdf
◆出版・印刷物へデータを転載する際には、“夫婦関係調査2011 リクルートブライダル総研調べ”と明記いただけますようお願い申し上げます。また、ご使用に際してこちら「リクルート広報窓口」までご一報ください。