① 「恋人に求めるもの」、男性よりも女性のほうが多くを求める傾向。
『恋愛観調査(第1回)』で未婚者に、「恋人に求めるもの」について聞いてみると、「体力や腕力」、「経済力」など21項目中19項目で女性のほうが男性より「求める」と答えている人が多いことがわかりました。
年齢ごとにみても、その項目と数に変化はなく、女性のほうが男性に多くを求める傾向があるようです。
② 年齢を重ねることで、恋人に求めることが男性は減少、女性は増加。
しかし、男女それぞれを20代と30代を比べてみると少し傾向が異なるようです。
男性が20代よりも30代でより「恋人に求めるもの」は、「会いたい時に会ってくれる」や「約束を守る」など21項目中9項目で、その増加率の平均は2.1%でした。女性は「体力や腕力」「何かしらの才能や人に自慢できるところがある」など13項目が20代よりも30代で多くなっており、増加率の平均は3.8%でした。項目数、増加率ともに女性のほうが多く、女性の方が年齢を重ねるほど「恋人に求めるもの」が強まる傾向にあるようです。
反対に減少しているのは、男性が「職業や学歴,社会的地位」など12項目でその減少率の平均は9.2%、女性は「自分の親・兄弟姉妹とも仲良くしてくれる」など8項目で1.7%でした。
男性は年齢を重ねることで「恋人に求めるもの」が少なくなる傾向にあるようです。
③ 恋人を通じて知識や人脈を広げる20代男性。自己成長などが形になることで魅力を感じる30代女性。
最後に、年齢を重ねることで男女間でギャップが広がる項目についてみてみました。
男女間でのギャップが広まる項目のうち、女性に変化はほとんど見られず、男性が恋人に対して求めることが少なくなることでギャップが広がるのが「職業や学歴、社会的地位」「相手の交友関係の広さ」「自分が知らない情報や知識を持っている」で人を通して自己成長や人脈が広がるような項目でした。
一方、男性が恋人に対して求めることが少なくなり、女性が恋人に対して強く求めることでギャップが広まる項目は「何かしらの才能や人に自慢できるところがある」「経済力」など、相手に対する期待が何らかの形になっているような項目です。
20代の男性は知識や人脈を広げられるような人に魅力を感じ、30代の女性は知識や人脈の広がりが結果となって見えることでに魅力を感じる傾向がありそうです。
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