リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

【夫婦関係調査2012】昨年より夫婦関係「満足」増えるも、会話量に感じ方のズレ。震災を経て意識が「家族」に向かう夫、「自分」に向かう妻。

 株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するブライダル総研では、夫婦関係の状況について詳細に把握するために、全国の20代から60代の既婚者2,000人を対象に『夫婦関係調査』を実施しました。ここに調査結果の要旨をご報告いたします。
※2012年6月8日にデータを修正しております。
6ページ:下表のn数 【誤】 男性(n=500)女性(n=500) → 【正】 男性(n=1000)女性(n=1000)

~将来の旅行計画、老後の趣味や生活を語って、夫婦関係向上を~

【主な調査結果と見解】

<夫婦関係の満足状況と昨年からの変化>
◆既婚者全体の73.1%が夫婦関係に満足。東名阪では昨年より夫4.4pt、妻1.6ptアップ。

   「夫婦関係に満足」と答えた割合は昨年よりも3.0pt増え、特に「非常に満足」が8.5ptも上昇しました。女性よりも男性の方がアップ度が大きく、「この先離婚することはない」「配偶者のことを愛している」は、男性が「そう思う」割合が増える一方で女性側は減少するなど、男女間の気持ちの動きに違いが見られます。

 
◆「会話・コミュニケーション」での感じ方に大きな男女ギャップが。

   「よく会話する」「将来の夢や計画について話し合っている」「コミュニケーションは十分にとれている」など、夫婦のコミュニケーションに関する項目は、昨年よりも「そう思う」男性が増えたのに対して、女性はすべての項目について減少しました。社会環境が大きく変化する中で、夫はコミュニケーション量が増えたと感じているものの、妻が期待するほどではなかったようです。互いが期待する会話量や内容について、今一度夫婦間ですり合わせをしてみてはいかがでしょうか。

<東日本大震災がもたらした夫婦の気持ちの変化とは>
◆震災をきっかけに、意識が「家族」に向かう夫、「自分」に向かう妻。


  東日本大震災という未曾有の出来事の中で、守り・守られる夫婦関係が見えるとともに、 「子供を作ろうと思った」 「家族での旅行の回数が増えた」など家族に関わる想いの変化は男性の方が大きく、「やりたいことをやっておこうと思った」「疎遠になっていた友人と連絡を取るようになった」など、自分の生き方の変化は女性の方に大きく起こっていました。従来の意識のありかたの反動ともいえるかもしれません。

<将来の生活や計画についての会話>
◆子供、マイホーム、キャリア・・・将来の会話の多い新婚時代。
  「旅行」はいつも共通の話題に。


  結婚1~3年の新婚時代は8割以上が将来の子供や家、キャリアについての会話をしますが次第に減っていきます。子供の独立後や老後の話を6割の夫婦がし始めるのは結婚21年目から。お墓や葬式、相続についての会話が増えるのは結婚31年目以降です。介護については結婚年数を経てもそれほど増えず5割を超えません。一方で「大きな国内旅行の計画」はどの時期でも5割以上の夫婦が話しており、共通の話題となっています。

<今後の離婚について>
◆夫婦満足の高い秘訣は「旅行」「老後の生活や趣味」について話すこと!?
   将来の夢や計画を語り合い、夫婦のコミュニケーション量のUPを!


    夫婦満足の高い夫婦はそうでない夫婦よりも、「旅行」や「老後(定年後)の生活や趣味」について会話をしている割合がとても高いことがわかりました。現実的な話だけでなく、将来の「夫婦で楽しく過ごす時間」について語り合うことで、今の夫婦の関係をより良いものにすることができるのではないでしょうか。

【参考】前回調査結果『夫婦関係調査2011』
約7割が夫婦関係に満足、40代がターニングポイント。夫婦関係の感じ方には年代・男女間で大きなギャップも。

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◆グラフ、詳細はこちらを御覧ください→http://bridal-souken.net/data/mc/BS_MC2012_release.pdf(※修正版)
◆出版・印刷物へデータを転載する際には、“夫婦関係調査2012 リクルートブライダル総研調べ”と明記いただけますようお願い申し上げます。また、ご使用に際してこちら「リクルート広報窓口」までご一報ください。

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