◆結婚生活スタート時点で、女性の約半数は現状の家事分担に不満
新婚カップルの家事分担比率はどのようになっているのでしょうか。
「新婚生活実態調査」において、2017年4月から2018年3月に結婚した20代~40代女性に対し、「家事分担の実態」について調査しました。
【家事全体の分担比率(20代~40代初婚同士/単一回答)】
・妻が7割以上 :18年調査 78.5%
・妻が6割~4割 :18年調査 19.3%
・妻が3割以下 :18年調査 2.1%
【現在の家事分担比率に満足している割合(20代~40代初婚同士/単一回答) 】
・満足している :52.4%
・満足していない :47.6%
家事全体の分担比率をみると、妻が7割以上負担している割合が高い結果となりました。この割合は前年調査の数値と同程度であり、引き続き、女性の家事負担が多い現状がうかがえます。
さらに、家事分担の比率に対する満足状況をみると、「満足している」が52.4%、「満足していない」が47.6%で、若干「満足」が高いものの、新婚の時点で家事分担比率に満足していない女性が約半数いるという現状が浮き彫りになりました。
◆家事分担比率に対する満足感のキーワードは「すり合わせ」「事前計画通りの分担」
では、家事分担比率に満足している人はどのような特徴があるのでしょうか。家事分担に対する考え方や行動について分析しました。
【家事分担に対する考え方・行動(家事分担比率に対する満足状況別/20代~40代初婚同士/単一回答/非常にあてはまる・あてはまる計)】
<家事分担比率について、配偶者と話し合いをしている>
・家事分担比率に満足している人:55.6% / 家事分担比率に満足していない人:37.6% (ギャップ 18.0pt)
<決めたとおりに分担できている>
・家事分担比率に満足している人:54.8% / 家事分担比率に満足していない人:15.9% (ギャップ 38.9pt)
現在の家事分担比率に満足している人は、そうでない人に比べて、家事分担比率について、配偶者と話し合いをしている割合が18.9ポイント高いことがわかりました。また、決めたとおりに分担できているかも満足度に影響していることがうかがえます。
夫の家事参加による妻への負担の軽減はもちろんですが、きちんとお互いの現状や考え方を共有しながら、事前に分担をすり合わせていき、実行することがポイントのようです。
新婚のタイミングでトライ&エラーを繰り返しながら、考え方をすり合わせ、納得感をたかめることが円滑な結婚生活につながっていくのかもしれません。
◆グラフ、詳細はこちらを御覧ください⇒「結婚生活スタート時点で、女性の約半数は現状の家事分担に不満」
◆「新婚生活実態調査」はこちらを御覧ください⇒ 「新婚生活実態調査」
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