リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

結婚式準備段階での親の関心事ランキング

株式会社リクルートの調査・研究組織であるブライダル総研より、「ゼクシィ結婚トレンド調査2010 首都圏版」(2009年4月~2010年3月に挙式または披露宴を行った「ゼクシィ」読者1,025人が対象)からみえてきた、結婚や結婚式、カップルの特徴や変化に関する分析をお伝えします。

 わが子の結婚式となると、親からの意見やリクエストも多いもの。そこで、挙式、披露宴・披露パーティを実施した首都圏在住者へのアンケートで「結婚式準備の親の関与状況」を聞いてみました。

①会場よりも衣裳を気にする親が多数!「花嫁の衣裳」に関心がある親は約34%

 最も「親の高い興味・関心があった」のは、「花嫁の衣裳」で、33.7%。親の関心が高いのではと予想された「挙式、披露宴・披露パーティ会場」は28.7%という結果でした。さらに、「披露宴・披露パーティでの料理や飲み物」が24.2%と続きます。 会場や料理よりも娘のハレ姿、見栄や形式よりも、結婚式準備のプロセスを楽しんでいる親の様子がうかがえます。


②親から「ギフト(引き出物など)」のアドバイスを受けた人は約20%


 続いて、最も「親からたくさんのアドバイス・要望があった」項目を聞いたところ、「ギフト(引き出物など)」が最も多く、20.2%。親族への引き出物などは、どんな内容にするかを親に相談したり、具体的なアドバイスをもらうカップルも少なくないようです。また、「新婦の衣裳」に親からのアドバイス・要望があったという人は、17.3%でした。 母親もドレスショップなどに足を運び、一緒に衣裳選びを楽しんでいる様子が目に浮かびます。

③親の興味・関心が少ないのは「結婚指輪」で約88%。”誓い”は二人のパーソナルなもの

 反対に、最も「親の興味・関心があまりなかった」のは「結婚指輪」で87.8%。「婚約指輪(エンゲージリング)」は86.8%と僅差で続き、結婚の“誓い”の部分は、新郎・新婦のパーソナルな部分として、2人に任されていることがわかります。また、「写真の撮り方や内容」は82.7%、「挙式、披露宴・披露パーティでの演出」は79.1%と、披露宴内容やその細部については、親からの意見・アドバイスなどは少ないという結果になりました。

 一昔前とは異なり、結婚式への考え方が変わってきている昨今。主役である新郎・新婦だけでなく、親も一緒に挙式、披露宴会場に足を運んだり、衣裳を選ぶことが増えているといわれています。「親も一緒に結婚式の準備を楽しむ」という、新しい流れができているようです。

◆詳しくはこちら→soukenRN_110126.pdfをダウンロード 
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