2月3日は節分。1年の無病息災を願って豆まきをしたり、縁起物の恵方巻きを食べるなど古くからの風習をする方もいるのではないでしょうか。結婚にまつわる昔ながらの風習が各地にあるのをご存知ですか。今回は、そんな結婚にまつわる各地の風習の実態について調べてみました。
① 全国でも7%の人が「菓子まき」「菓子配り」を実施
「菓子まき」とは、新婦が家を出るときや新郎の家に入る際に、家の屋根や2階からお菓子をまき、「菓子配り」は同様に近隣や親族にお菓子を配り、新婦のお披露目や幸せのおすそ分けの意味がある風習です。北陸や東海地方で古くから行われてきました。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2010」によると、「菓子まき」「菓子配り」のいずれかを行ったもしくは、どちらも行ったカップルの割合は富山・石川・福井では34.8%と3組に1組は実施。そのほか、東海23.2%、四国16.1%、岡山・広島・山口10.4%で、全国でも7.4%=およそ14組に1組は実施しているという結果でした。
② 披露宴・披露パーティーに「地元にちなんだ演出を取り入れる」人も7%
また、披露宴・披露パーティで「地元にちなんだ演出を取り入れる人(演舞、歌謡、行事など)」が、全国で7.0%いました。
特に地元にちなんだ演出を多く取り入れているのが、青森・秋田・岩手で21.7%。岩手県では、新郎新婦が入場する前にゲスト全員で餅やそばを食べる「おちつき」という風習が根強く残っています。そのほか福島14.5%、宮城・山形13.0%、九州12.1%、富山・石川・福井の11.0%など、それぞれ特色のある演出が多く取り入れられているようです。
また、「菓子まき」も家を出る時ではなく、披露宴の最中に演出として実施しているカップルも最近では増えてきているようです。
古くからの風習や地元ならではの演出を披露宴で行うことで、ゲストに新郎新婦のことを知ってもらえたり、地元の人々との交流や繋がりを感じられるといった効果があります。ぜひ結婚式に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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