結婚式といえば新婦に注目が集まりがちですが、新郎はどのぐらい準備などに参加しているのでしょうか。そこで、挙式、披露宴・披露パーティを実施した首都圏在住者へ「結婚式準備の夫の関与状況」を聞いてみました。
①約4割の新郎が「披露宴会場」や「新婦の衣裳」に高い関心アリ
結婚式準備段階で「夫の高い興味・関心があった」のは、「挙式、披露宴・披露パーティ会場」と「新婦の衣裳」で、ともに41.7%。また、「披露宴・披露パーティでの料理・飲み物」が41.1%、「挙式、披露宴・披露パーティでの演出」が40.4%、「結婚指輪」が39.7%と続きます。結婚式の準備を新婦任せにするのではなく、新郎も披露宴会場や衣裳、結婚指輪など、広い分野に高い関心を持っていることがわかりました。
②新郎自ら望んで足を運び「会場」「指輪」選び。また「新婦の衣裳」にもアドバイスを
「夫が自ら望んで店や会場に足を運んだ」項目では、「挙式、披露宴・披露パーティ会場」が最も多く36.3%、「結婚指輪」が36.0%が上位になりました。
また、「新婦の衣裳」については、「夫の高い興味・関心」があったばかりではなく、「夫からたくさんのアドバイス・要望があった」と答えた人が22.5%もいることが判明しました。新郎も結婚式の準備に自分なりの強いこだわりをみせているのがうかがえます。
③「新郎の衣裳」は新郎自ら決定。衣裳の総額は年々増加し14.6万円
「新郎の衣裳」は他に比べて「自ら決めてきた」人が多い項目ではありますが、こだわりが強まってきていることが、「新郎の衣裳総額」の変化からみられます。
挙式、披露宴・披露パーティで着た「新郎の衣裳総額」を聞いたところ、平均は「14.6万円」という結果になりました。これは2009年と2008年は平均「13.6万円」、2007年は「12.8万円」と、2005年以降年々平均額がアップしていることがわかります。お色直しをしたり、和装を選ぶ新郎も増えており、今後さらに新郎の衣裳に注目が集まりそうです。
もはや、“新婦だけのもの”ではなく、新郎も主役に躍り出た感のある結婚式。特に、新郎の結婚式への強い関心や準備への積極性は、新婦にとって心強い傾向と言えそうです。
◆詳しくはこちら→soukenRN_110216.pdfをダウンロード
◆出版・印刷物へデータを転載する際には、「リクルート ブライダル総研調べ」と明記いただけますようお願い申し上げます。また、ご使用に際してこちら「リクルート広報窓口」までご一報ください。