リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

男性はプロポーズを「した」つもりでも・・・

 株式会社リクルートが運営するブライダル総研より、『夫婦関係調査2011』(首都圏、東海、関西在住の20代から60代の既婚者及び離婚経験のある独身者、計1200人を対象)から見えてきた夫婦関係の状況や特徴に関する分析をお伝えします。

 プロポーズと言えば、どんなシーンを想像しますか。どんな言葉を想像しますか。
カップルそれぞれにスタイルがあると思いますが、プロポーズは結婚に向けた一大イベントであると言えるでしょう。プロポーズの有無がその後の結婚生活の満足度にも関連しているようです。

① 男性は「プロポーズした」つもりでも、女性は「プロポーズはなかった」と認識?

 『夫婦関係調査2011』で20代から60代の男女に、「プロポーズがあった」かを聞いたところ「プロポーズがあった」人は72.9%、「プロポーズはなかった」人は27.1%でした。

 男女別に見てみると、男性は77.7%が「プロポーズがあった」と回答しているにも関わらず、女性は68.2%。男女間で9.5ptの差があります。男性はプロポーズを“した”つもりでも、女性はプロポーズは“なかった”と思っているなど、男女間で認識にギャップがあることがわかりました。


② 婚約指輪がプロポーズの認識にも影響。


 プロポーズの言葉と一緒に指輪を贈る方もいらっしゃると思いますが、婚約指輪の存在はプロポーズの認識にも影響しているようです。
 プロポーズの有無を婚約指輪の有無別に見てみると、「婚約指輪があった」人では81.2%が、「婚約指輪がなかった」人では58.5%が「プロポーズがあった」と回答しています。
 さらに、男女での認識の違いを見てみると、「婚約指輪があった人のプロポーズ有無」の男女差が7.4pt、「婚約指輪がなかった人のプロポーズ有無」の男女差は14.3ptと、「婚約指輪があった」ほうが、男女間でのギャップが少ないようです。想いや意味を込めて婚約指輪という“モノ”贈ったことがプロポーズの認識に影響していると言えそうです。

③ プロポーズがあった人の方がなかった人よりも夫婦満足度が高い。

 既婚者においてプロポーズの有無別に夫婦の満足度を見てみてみると、「プロポーズがあった」人では74.6%が、「プロポーズがなかった」人では58.1%が「満足している」と答えています。「プロポーズがあった」人の方が夫婦の満足度が高いという結果でした。

 プロポーズは結婚するという“意思表示”をする場であり、長い結婚生活にも何らかの影響があると言えそうです。しかしながら、プロポーズをしているにも関わらず、認識されないということもあるようです。「プロポーズ」をした・されたという意志を伝える場をもち、お互いにその認識持てるような工夫することが大切かもしれません。

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