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結婚前に話しておくこと 。「お金」「役割分担」がキーポイント

 株式会社リクルートが運営するブライダル総研より、『夫婦関係調査2011』(首都圏、東海、関西在住の20代から60代の既婚者及び離婚経験のある独身者、計1200人を対象)から見えてきた夫婦関係の状況や特徴に関する分析をお伝えします。

 結婚は異なる環境で育ってきた男女が生活を共にすることでもあります。付き合っている時には気にならなかったも結婚したら違ったというようなことを感じたご夫婦も多いのではないでしょうか。それでは、カップルは実際に夫婦生活を始める前に何を話しておけばよいのでしょうか。

① 「資産」や「異性との付き合い」などは暗黙の了解?話している人が少ない。

 『夫婦関係調査2011』で20代から60代の男女に、各項目について結婚前に話をしたかを聞いたところ、「結婚後に住む場所や住居形態について」や「結婚式について」は多くの人が“よく話した”ようです。どちらも決めなくてはならない機会やコトも多いため、よく話されていると思われます。

 一方で、話をしていないのは「お互いの資産(または借金)の状況について」「結婚後の仕事や家事・育児などの役割分担について」や「過去(結婚以前)の、恋愛経験や異性との関係について」「結婚後の異性との付き合い方について(禁止事項やルール)」でした。相手に聞きづらいということや、敢えて「結婚」のタイミングで聞く必要性がないためかもしれません。


②「お金」と「役割分担」をよく話しておくことが、夫婦満足にも影響。

 それでは結婚前に何を話しておけばよいのでしょうか。

 項目別に“話をしたか/話をしていないか”で、夫婦満足度を見てみると相対的に“よく話した”方が、夫婦満足度が高いと言えます。

 また、中でも「結婚後の生活全般について」「お互いの資産(または借金)の状況について」「結婚後の仕事や家事・育児などの役割分担について」は“よく話した”結果の満足度が高く、また“話をしたか/話をしていないか”で夫婦の満足度に差があるのも特徴です。 “話をしたか/話をしていないか”で満足度が異なるものとしては「婚約指輪・結婚指輪について」もあげられます。

 「お互いの資産(または借金)の状況について」「結婚後の仕事や家事・育児などの役割分担について」は“話をしていない”項目でありながら、“よく話した”場合とで満足度に差がある違う項目で、夫婦生活のためには重要な項目と言えそうです。言いづらい、聞きづらいこともきちんと話し合える関係性を築くことが、まず大事なのかも知れません。

◆詳しくはこちら→soukenRN_110720.pdfをダウンロード 

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