リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

結納を実施するカップルは約3割。福島、九州では50.9%が実施するなど、地域差大

◆株式会社リクルートの調査・研究組織であるブライダル総研(所長:鈴木直樹)より、「ゼクシィ結婚トレンド調査2010」(2009年4月~2010年3月に挙式または披露宴を行った「ゼクシィ」読者全国7,748人が対象)からみえてきた、結婚や結婚式、カップルの特徴や変化に関する分析をお伝えします。

①結納実施率は29.9%。「両家顔合わせのみ」が65.6%と多数派

調査によると、全国で結納を行ったカップルは「結納と両家の顔合わせの両方を行った」25.1%、「結納のみ行った」4.8%を合わせ29.9%であることが分かりました。それに対し、「両家の顔合わせのみ行った」が、65.6%と圧倒的に多く、食事会など簡単なかたちで済ませる傾向にあります。

 
②結納実施には地域差あり! 東北・九州では、半数以上が実施

全国的には省略されつつある傾向にある結納ですが、福島と九州では50.9%、青森・秋田・岩手で46.1%、宮城・山形で45.6%が実施するなど、東北と九州地方での結納の実施率は他の地方と比べかなり高いことが分かりました。逆に、北海道では16.7%、首都圏でも20.1%とこれらの地方では結納の実施率が低く、地域によって大きな差があります。この結果には、各地域の結納に対する考え方の違いが影響しているようです。
  
③結納の実施場所は「妻の家」が39.6%、利便性の高い「料亭」「ホテル」も人気

結納を行ったと回答した方に、その実施場所を聞いたところ「妻の家」が39.6%と最多であることが分かりました。男性側が女性側の自宅を訪問するという、昔ながらの形式に則り「妻の家」で行うという場合が多いようです。一方で、「料亭」22.8%、「ホテル」21.7%などの場所を利用する人も。この場合は料理や部屋の準備などの負担を軽減することができるほか、結納品などが含まれたプランもあり、その手軽さが魅力のよう。

婚約を公にし、両家の間で結婚の約束を交わす儀式である結納。正式な形で行われることは減りつつあり、どちらかというと家同士の顔合わせの場としての意味合いが強くなる傾向に。ただ、地方によっては昔ながらの習慣が根強く残る地域もあり、少なくなってはいるものの、その意味を大切に受け継いでいるようです。  

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