①「別撮り」実施率は首都圏で約33%。全国では約48%に
「別撮り」とは、結婚式当日とは別に、改めて記念撮影の日を設けること。スタジオや、公園などでのロケ撮影も可能で、近年人気を集めています。そこで、別撮りのスタジオ・ロケーション撮影を実施したかどうかを聞いてみたところ、2010年では、首都圏で33.4%。2004年ではわずか19.4%だった別撮りの実施率ですが、年々増えており、2008年は25.7%、2009年は31.9%と、6年間で14%もUPしています。また、全国で見ると47.5%と、なんと約半数が実施していることが判明しました。
②「別撮り」の実施理由は「和装で撮りたかったから」で約54%
それでは、なぜ別撮りがここまで人気を集めているのでしょうか。別撮りを実施した理由を聞いてみると、最も多かったのが、「和装で撮りたかったから」で53.5%。次いで、「当日と違う衣装が着られるから」が49.1%、「ゆっくり時間をかけて撮りたかったから」が36.0%と続きます。特に「和装で撮りたかったから」は、2009年の50.8%と比べて約3%増加。結婚式当日はウエディングドレスを着て、別撮りでは和装を選ぶ人が多いようです。また、「別撮りの写真を当日に使いたかった」という声もあり、結婚式前に別撮りを実施し、当日受付に飾ったりしてゲストにも披露する、という流れが一般的になりつつあります。
③「別撮りスタジオ撮影」の新婦の衣装は「色打掛」が約60%で、人気急上昇!
さらに、「別撮りのスタジオ撮影」での新婦の衣装を聞いてみたところ、最も多かったのが「色打掛」で、59.4%。次いで、「白無垢」と「ウエディングドレス」が45.6%と続きます。特に「色打掛」は、2009年の51.2%よりも約8%もポイントを上げており、その人気のほどが伺えます。芸能人の結婚式などで和装を目にする機会が増えたり、和装でもモダンなアレンジが可能になったことで、和装の人気が再燃。また、「親に和装も見せたかった」という声もあり、昨今の、親や親族への感謝の気持ちを表す意味合いが強い結婚式に、マッチしたのかもしれません。
「結婚式前に和装で別撮り」というスタイルは、今後もどんどん増えていきそうです。
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