リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

結婚式に「仲人を立てた」カップルは0.8%

 株式会社リクルートの調査・研究組織であるブライダル総研より、「ゼクシィ結婚トレンド調査2010」(2009年4月~2010年3月に挙式または披露宴を行った「ゼクシィ」読者全国7,748人が対象)からみえてきた、結婚や結婚式、カップルの特徴や変化に関する分析をお伝えします。

かつて、結婚式では高砂にいるカップルの隣に、仲人が座っていました。仲人は、縁談から結婚式当日まで新郎・新婦両家の間を取りもつ役割をし、結婚式当日はその婚礼の儀式に“立ち会う”存在です。お見合い結婚が少なくなってからも、結婚式当日の立会人としての仲人は根強く残っていましたが、今ではあまり見かけなくなりました。では、その実態は?今回は「仲人に関するレポート」をお送りします。

①仲人を立てた人は0.8%。2004年からは1%前後で推移。

 「ゼクシィ結婚トレンド調査2010 首都圏版」によると、挙式、披露宴・披露パーティに「仲人を立てた」カップルは0.8%。調査開始の1994年には63.9%いましたが、徐々に減少し、2004年以降1%前後を推移しています。

 他の地域をみても2010年は1%前後であり、地域差もあまり見られません。全国的に、仲人がいる結婚式は稀なものになったと言えます。


②仲人を立てなかった理由は「特に必要を感じなかったので」が87.7%。

 それでは、かつては当り前だった仲人を立てないのはなぜでしょうか。

 「仲人を立てなかった」カップルに“仲人を立てなかった理由”を聞いてみると「特に必要を感じなかったので」が87.7%で最も多い結果となりました。時系列を見ると、97年から6.9ptのみの上昇ですが、そもそも「仲人を立てなかった」カップルが増加しており、結婚式をしたカップルにおける仲人を「特に必要を感じなかった」割合は、とても増えていると言えます。

 また、「形式にこだわりたくなかったので」は17.4%「いろいろと面倒なので」は15.7%。どちらも減少傾向にあります。これは“形式”や“面倒”として意識する以上に、仲人の必要性を感じなくなってきているようです。

 しかし、カップルが結婚式の立会人を必要としなくなったわけではありません。最近の結婚式では、よりカップルに近しい人をゲストとして招く傾向にあります。2人の誓いを承認してもらう場として結婚式の存在は変わらず、ゲストにその役割をしてもらいたいと思っているようです。

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