リクルートブライダル総研は、結婚に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの拡大と社会課題の解決に取り組みます。

婚約指輪、夫よりも高い妻の関心。

 株式会社リクルートの調査・研究組織であるブライダル総研より『ゼクシィ結婚トレンド調査2011 首都圏版』(結 婚前に首都圏に住んでいた『ゼクシィ』読者のうち、2010年4月~2011年3月に挙式もしくは披露宴・披露パーティを行った人、計1,024人を対象)から見えてきた、結婚や結婚式、カップルの特徴や変化に関する分析をお伝えします。

① 婚約指輪に「高い興味・関心があった」夫26.9%、妻41.7%。

 プロポーズのシーンでは男性主導であることが多いですが、そうは言っても気になるのが、
女ごころ。婚約指輪に対する女性の関心は、実は男性以上に高いのです。

 『ゼクシィ結婚トレンド調査2011』で、昨年度結婚したカップル(記入は妻に依頼)に婚約指輪(エンゲージリング)を選ぶ際の関与状況をきいてみたところ「高い興味・関心があった」は夫が26.9%なのに対し、妻は41.7%と妻のほうが興味・関心があったという結果になりました。

 実際の購買行動は男性が主体で「(婚約指輪を選ぶ際に)自ら望んで店や会場に足を運んだ」のは夫が26.5%、妻が21.8%と夫のほうが高く、しかしながら、「積極的に情報収集をしていた」のは夫13.0%に対し、妻19.7%と妻のほうが6.7pt高くなっています。実は受け取る側の女性のほうが婚約指輪に対する情報を積極的に集めており、関心が高いということがわかりました。


② 婚約指輪に「昔から憧れていた」47.9%。「婚約の証としてつけていたい」34.9%


 結婚を決めた当時の婚約指輪に対する考えを聞いてみたところと「婚約指輪に昔から憧れていた」人は47.9%と約半数の女性が憧れていたと答えました。
実際に婚約指輪があった人では61.5%が憧れていたと答えています。

 また、「婚約の証としてつけていたい」は全体で34.9%、「けじめとして婚約指輪は必要だ」21.3%でした。

 婚約指輪は婚約したと言う証やけじめと言った意味のアイテムであると共に、まず結婚するにあたって女性の憧れを叶えるアイテムであるようです。

 また、こんな結果も出ています。カップルが同居したタイミング別にプロポーズの有無を見てみると、「結婚が決まった後から挙式、披露宴・披露パーティまでの間」に同居した人が87.6%、「挙式、披露宴・披露パーティの後」に同居した人が86.8%で“結婚が決まってから同居した人”は87.5%でした。一方、「結婚が決まる前」に同居をしていた人は78.2%と、「結婚が決まる前から同居」していた(同棲してた)人のほうが低い結果となっています。

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